次代に安心できる不動産相続を考える
相続は次世代に財産のバトンを渡す手続きですが、その一方でトラブルの火種ともなりやすい手続きです。
そのため、次代が安心して相続を受けるには、財産を遺す側が事前に万全の準備をしておく必要があります。
財産を遺す側ができる対策としては、以下のようなものがあります。
①相続税対策
引き継ぐ財産が多くても、税金で取られてしまえば意味がありません。一般的に、相続税の基礎控除である「3000万円+600万円×法定相続人の数」を超えた財産額をお持ちの場合、相続税対策が必要であると考えられます。相続税対策は数十年かけて行うようなものもあるため、財産額によってはお早めにご相談ください。
②遺言を作成する
いざ相続が起きたときには、遺言に従って相続を行うか、相続人同士で遺産分割協議を行うかの2択になります。すべての財産について遺言に記載があれば、基本的には遺言に従って相続を行うことになるため、財産を遺す側としては遺言を作成しておくことが死後のトラブルを防ぐ最適な方法となります。
遺言は財産に関する事項が含まれるため、民法をはじめとした法律の知識が不可欠となります。必ず税理士などの専門家にご相談のうえ、作成してください。
③財産を整理する
相続財産がバラバラになっていて整理できていない場合には、財産をまとめたり、財産目録を作成しておくことも必要です。
相続人が被相続人の財産を把握できていないことはよくあるケースなので、金融機関にある複数の口座をひとつにまとめるなど事前に対策をしておきましょう。
渡邉優税理士事務所では、土地を中心としたさまざまなご相談に対応しております。司法書士や弁護士などとも協力しながら問題を解決しておりますので、東京都千代田区、港区、文京区、中央区などでお困りの際はお気軽にご連絡ください。